労働時間の管理

 

労働時間については様々な問題があります。


まずはサービス残業の問題です。法定労働時間を超えているにも関わらず、割増賃金を支払っていないケース。これは、経営者が思っているいる以上に、職員側に不満が溜まる大きな原因の1つです。


また、移動時間や待機時間に賃金を支払わないといった事業所も数多く見受けられます。この点に関しては、対応策があるにも関わらず、経営者が見てみぬふりをしていたり、最初から賃金を支給しないの一点張り。これでは、職員の気持ちが離れていくのも無理はありません。


よく、経営者が、「職員を評価したい。」、「働かない者には給料を支払いたくない。」ということをおっしゃるのですが、職員を評価する前に、まずは労働条件を整備することが先決です。


高い料金を払って複雑な人事評価制度を導入するよりも、まずは労働条件の見直しをすることをお勧めします。これだけで、従業員の事業所に対する見方、仕事に対する態度に変化が表れます。


その後、その事業所に見合った人事評価制度を導入という流れが最適です。その際も、複雑で運用できないような制度ではなく、シンプルで事業所内の従業員でも運用を継続できるものを構築するべきです。


まずは、現在の労働時間管理・賃金の支払状況などをチェックして下さい。そして、より適切な方法を模索してみることです。


当事務所では、労働時間管理・割増賃金のチェック・移動時間や待機時間の対策方法等のアドバイス・相談指導を行っています。また、シンプルで運用しやすい人事評価制度の導入サポートも行っています。上記の点でお困りの事がございましたら、まずはお気軽にご連絡下さい。